酒が原因で別れたくないなら、男女ともに酒を飲めという研究


酒が原因で別れちゃうカップルって結構いますよね。

カップルのどちらかの酒癖が悪くて攻撃的になっちゃうだとか、あまりに頻繁に飲んでいて一緒に楽しく過ごす時間が取れなかったりなどの理由で、カップルの破局や夫婦の離婚に繋がっちゃう問題であります。

自分の酒癖はそんなに悪くないほうだとは思うんですけど、どちらかといえば頻繁に飲んでる方なので、さてこそ気をつけなくちゃなぁと思うところです。

とはいえ、好きなものは好きで止められない人は多いと思います。
だったら、2人とも酒に溺れちゃえばカップル間の関係は良くなるよ!っていうアグレッシブな研究がございましたのでご紹介します。

飲酒量ではなく、飲酒習慣の違いが破局を導く

これはニューヨーク州立大学バッファロー校の調査(1)なのですが、634組の夫婦を結婚してから9年間追跡して、夫婦間で酒をどれぐらい飲むのかということと離婚率について調べたものになります。

結果、
  • 夫婦のどちらかが大酒飲みの場合、離婚率は約50%
  • 夫婦がお互いに大酒飲みの場合、離婚率は約30%
  • 夫婦がお互いにあまり飲まない場合も、離婚率は約30%
ということが分かったんだそうな。

つまり、お互いあまり酒を飲まないか、もしくは逆にお互いめちゃくちゃ飲むカップルの場合ぐんと離婚率が下がったとのこと。

夫婦のどちらも大酒飲みである場合の健康面だとか、子供にとっての家庭環境の良し悪しだとかの問題は別として、
どちらか一方が酒飲みである場合は、それに多少付き合ってあげたら離婚しなくて済むかもよ、という話ですな。

飲む頻度を同じぐらいにしましょう

なぜ飲酒習慣が同じだと離婚率が下がるのかということに関して研究者は、

もともと飲酒習慣がある人は、アルコールに関連した否定的な経験に対してより寛容である。

とコメントしております。

つまり、相手の酒癖が悪くてもその気持ちはなんとなく分かるので、離婚まで発展せずに許せちゃう、
という酷い酒癖の被害にあっている側からするとなんともフェアではない理由に。

ですが研究で分かったことは、結婚生活の質はどれぐらいの量の酒を飲むかではなく、酒を飲むか飲まないかが重要であるということなので、
  • 酒好きで酒を止めれない人は相手に合わせて少し頻度を減らす
  • パートナーに比べて酒をあまり飲まないのであれば、少し飲む頻度を増やして一緒に飲む機会を増やす
といったことで酒が原因で迎える破局の危機はだいぶ回避できるのではと。

まあ、「飲酒習慣のある人は酒の失敗に対して寛容である」のなら、「酒癖の悪い人の相手をする習慣のある人も飲まない人に対して寛容である」はずなので、
相手が酒癖の悪い場合こちらも一度酒で失敗して見せるのもひとつの手なのかもしれませんねえ。

ともあれ、飲み過ぎにはご注意を。

どうぞよしなに。

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