まとめ買いOK!保存のきく野菜リストと長持ちさせる方法
だけど食べるものは定期的に買いに行かなくてはならないので、辛いところですよね。
できるだけまとめ買いをして、買い物に行く回数を減らしたいところなのですが、野菜とかの生鮮食品って冷凍することが難しいので、たくさん保存しておくわけにもいかず、悩んでる人も多いんじゃないですか?
しかし、野菜の中にも長持ちのするもの・しないものがあり、ある程度買っておいても腐りにくいものはあります。
また、保存方法により長持ちしない野菜でもある程度はおいしく食べられる期間を長くすることができるのでご紹介いたします。
野菜を長持ちさせるための基本
まず、野菜を保存するときの基本的な考えを書きます。1.野菜ごとの適した温度・湿度を把握する
野菜それぞれに適した温度があり、低温に弱いものや湿度に弱いものがあります。低温に弱いものは常温や野菜室で保存し、湿度に弱いものは湿度の高いところでの保存は避けておきましょう。
一般的な冷蔵庫と野菜室の温度を比べてみると、
- 冷蔵庫:1℃~5℃
- 野菜室:3℃~8℃
となっております。
また、湿度に関してはメーカーによってかなりバラつきがあるので何とも言えないところではあるんですが、高湿度タイプの良質なものだと
- 冷蔵庫:50%前後
- 野菜室:60%~90%
ちなみに、室内で快適な湿度は40%~60%といわれております。
2.新聞紙(ペーパータオル)とポリ袋を活用する
新聞紙やペーパータオルは、野菜の湿度を適度に保ってくれる効果があります。その上で、ポリ袋も活用することにより冷蔵庫の冷気が直接当たって低温になり過ぎるのを防いでくれます。
また、野菜の中にはエチレンガスを発生させるものがあり、これは植物の熟成を進める効果があります。なので、ポリ袋を活用して他の野菜が早く劣化しないようにする必要があります。
3.野菜が育った環境と同じ向きで保存する
野菜のほとんどは縦の状態で栽培されています。例えば人参やアスパラガス、白菜などは地面に対して垂直になった状態で育っています。
スーパーなどで買ったあともこの状態で保存してあげると、長い間鮮度を保ってくれることが分かってるので、野菜がもともとどんな風に育っていたかも知っておくと良いでしょう。
●日持ちのする野菜一覧
- じゃがいも
- 玉ねぎ
- 白菜
- にんにく
- 生姜
- ごぼう
- さつまいも
- にら
- 人参
- 大根
- ブロッコリー
- ピーマン
- レタス
- キャベツ
- トマト
3か月保存可能な野菜
- じゃがいも(適温:10~15℃、最適湿度:90%)
また、リンゴと一緒に保存しておくことで、リンゴから発せられるエチレンガスの効果で発芽を防ぐため、さらに長持ちします。
2か月保存可能な野菜
- 玉ねぎ(適温:10~15℃、最適湿度:65~70%)
カットしてしまったものであれば野菜室に入れるか、新聞紙とポリ袋で冷気と湿度から守ってあげることが必要。
- 白菜(適温:0℃、最適湿度:95~100%)
湿度が高いほうが長持ちする野菜なので、新聞紙でくるんであげると乾燥しないので尚よし。芯を下にして垂直に立てておくとさらに長持ちします。
しかし、カットしてしまうと切り口から変色し鮮度が落ちていきますので、1週間ほどで使い切りましょう。
その場合は、芯に包丁で深く切り込みを入れてあげると、白菜の成長が止まるのでみずみずしさが持続します。
- にんにく(適温:0~5℃、最適湿度:65~70%)
1か月保存可能な野菜
- 生姜(適温:10~15℃、最適湿度:65%)
冷凍しない場合は常温でも保存可能。
- ごぼう
泥つきのほうが土がごぼうの水分を調節してくれて、乾燥を防いでくれるので長持ちしますので、洗いごぼうよりも鮮度が落ちるのは遅め。
カットしたものは容器に水を入れて保存が良さげ。腐らないように定期的に水は替えてあげましょう。
- さつまいも(適温:10~15℃、最適湿度:85~90%)
カットしたものはラップをして、野菜室へ。
- にら(適温:0℃、最適湿度:95~100%)
水は腐らないように3日おきぐらいに新しいものに変えましょう。
2~3週間保存可能な野菜
- 人参(適温:0℃、最適湿度:98~100%)
- 大根(適温:0~1℃、最適湿度:95~100%)
葉の近辺から大根は成長しているので、そこを切り離してやらないと成長するために水分が他の細胞から奪われ、しなしなになります。
- ブロッコリー(適温:0℃、最適湿度:95~98%)
エチレンガスを発生させるので他の野菜と区別するためにポリ袋などに入れて区別しましょう。
- ピーマン(適温:7~10℃、最適湿度:90~95%)
- レタス(適温:0℃、最適湿度:98~100%)
水分の蒸発をさせないために切り口に小麦粉を塗ると長い間シャキシャキに。新聞紙などで包むと尚よし。
- キャベツ(適温:0℃、最適湿度:90~95%)
そして切り抜いた部分に、湿ったペーパータオルなどを詰めておくとシャキシャキ感が長続きします。できれば新聞紙などで包んでおきましょう。
- トマト(適温:5~10℃、最適湿度:85~90%)
ペーパータオルでひとつずつ包み、さらにポリ袋に入れることにより直接冷気が当たることを防ぎ、冷蔵庫に入れてもそこまで低温にならないため2週間ほどは保存できます。
●日持ちのしない野菜一覧
- とうもろこし
- もやし
- アスパラガス
- アボカド
- きのこ類
- かぼちゃ
- 長ねぎ
- ほうれん草
- ナス、きゅうり、レンコン、ズッキーニ
1~2日しか保存できない野菜
- とうもろこし(適温:0℃、最適湿度:95~98%)
身だけ外して冷凍保存すれば、1か月ほど保存も可能。
- もやし
3~4日しか保存できない野菜
- アスパラガス(適温:2.5℃、最適湿度:95~100%)
穂先を上にして冷蔵庫のドアポケットなどで垂直に立てて保存するとより長持ちします。
- アボカド完熟
カットした状態の物を保存するときは、レモン汁か塩水を切り口に薄く塗ってやると変色しません。
また、種のついたほうを残してやると空気に触れる面積が減るので尚よし。
エチレンガスを発生させるので、他の野菜と区別するためにポリ袋などに入れて分けましょう。
1週間未満しか保存できない野菜
- きのこ類
- かぼちゃ(カット状態)
そして、種とワタは取り除いてから保存してください。
かぼちゃのワタ部分には、水分が多く含まれており、むき出しで保存しておくとそこから菌が繁殖し、白カビの原因となります。
切り口とくぼんだ部分にぴったりとラップをして乾燥しないように保存してください。
- 長ねぎ(適温:0~2℃、最適湿度:95~100%)
泥付きのネギであれば、常温でも立てて保存することにより1か月保存可能です。
- ほうれん草(適温:0℃、最適湿度:95~100%)
- ナス、きゅうり、レンコン、ズッキーニ
まとめ
日持ちのする野菜- じゃがいも
- 玉ねぎ
- 白菜
- にんにく
- 生姜
- ごぼう
- さつまいも
- にら
- 人参
- 大根
- ブロッコリー
- ピーマン
- レタス
- キャベツ
- トマト
日持ちのしない野菜
- とうもろこし
- もやし
- アスパラガス
- アボカド
- きのこ類
- かぼちゃ
- 長ねぎ
- ほうれん草
- ナス、きゅうり、レンコン、ズッキーニ
低温は避ける野菜(常温or野菜室)
- じゃがいも
- 玉ねぎ
- にんにく
- さつまいも
- 丸のかぼちゃ
- 生姜
- ピーマン
- トマト、ナス、きゅうり、レンコン、ズッキーニ
どうぞよしなに。
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